【キュートアグレッション】可愛いものを見ると噛みたくなる・潰したくなる心理とは?

2024/01/18

心理

赤ちゃんや猫など可愛らしいものを見ると「うぎーっ」と歯をくいしばってしまうような、何とも言えない感情になることはないですか?
私はその一人で、動画に出てくる可愛らしい猫を見るといつの間にか歯をギシギシしてしまいます。

可愛らしすぎてたまらなく、スマホ画面にうつった猫を爪でカキカキしていたら夫に「(何をやっているんだ?)」という目で見られていました。

ということで今回は、可愛いものを目の前にしたときに起こる衝動や行動【キュートアグレッション】について調べてみました。


目次

キュートアグレッションとは

キュートアグレッションの一例

英語で【cute aggression】…可愛いものへの攻撃性

可愛いものを目の前にしたときに食べちゃいたいという感情や噛んだり、つねったりなど攻撃性ある行動や衝動にかられることを言います。

ですが、本気で「危害を加えたい」「傷つけたい」という心理ではなく、可愛い!の衝動を自分自身でなだめて心のバランスを取るための脳の防御反応と考えられています。

その他の言語では

ギギル【Gigil】…タガログ語(フィリピン語の一種)で愛おしすぎてどうにかしちゃいたい衝動を表すようです。

ミニョンアクロケ【mignon à croquer】…フランス語でかじりたくなるくらい可愛いという意味合いがあるそうです。

探せばまだありそうです。

キュートアグレッションの例

可愛らしいペットや赤ちゃんを目の前にしたときに抱き寄せたり、ぎゅっとする行動もキュートアグレッションの一種と考えられています。

私の場合ですと、可愛らしいものはスマホの画面に映っているものがほとんどなので「かわいっ」とひたすら歯ぎしりします。

物体が触れる状態ですと思いっきりわしゃわしゃしたり、頭をぐしゃぐしゃっとしてしまいます。

ぼっち2200

なぜか力が入ってしまいます。



この方のようにペットが可愛すぎて食べてしまいたい衝動からパクっとくわえたり、匂いを思いっきり堪能したりというキュートアグレッションもあります。


またこの方は可愛い!が目の前にあるにも関わらず、この子を起こさぬよう自分自身でグッとこらえている様子がうかがえます。

ぼっち2200

特に女性にこの行動が見られるようです。

キュートアグレッションの原因

子猫=小さくて可愛らしいのでキュートアグレッションの対象になりやすい

キュートアグレッションは小さくて可愛らしいものほどその対象になりやすいです。

「可愛くて仕方ない...!」という抑えられない大きな感情を調整するために、人間はそのとき抱いた感情と真逆の行動を起こすことがあります。

それは喜んだときの涙であったり、あるいは悲しい出来事を拒絶するあまり笑ってしまうような矛盾した現象など。

キュートアグレッションでも上記と同じような脳の働きをすると推測されています。

性質や性格が問題というわけではなく、脳が感情のバランスを保とうと対処してくれているために攻撃的な形で行動に出てしまうようです。

大まかにこんな流れ
可愛いもの見る
可愛すぎて感情が高ぶり、脳内でドーパミンが過剰に分泌される
※ドーパミンは喜びや満足を感じたときに発生
感情のバランスを保とうと、脳が抱いている感情とは逆の「攻撃性ある衝動」を引き起こす
「この可愛い物体をあーしてこーしたい...!(◎∀◎;)」
可愛い物体をあーしたりこーしたりする(つねったり嚙みついたり)
本人はスッキリして気持ちが落ち着く...

ドーパミンはやる気や幸福感などプラスに働きますが、過剰であっても快感を得たいがために

さまざまな依存症を引き起こす可能性などのマイナスに働く役割も持っています。

なので、可愛すぎる!と感じる度にくり返す傾向があります。

キュートアグレッションの対処法

キュートアグレッションの傾向が強く出る場合はストレス軽減も大事

キュートアグレッションは攻撃性はあるものの、対象に危害を加えるほどでないことがほとんどですが

心身の状態により強く出やすい場合もあるので、相手のためにもストレスをためすぎないことも大事です。

  • 可愛いすぎると感じるものを視界に入れない

  • 相手と接するときは感情を無にする

  • 相手の許せない部分を思い出して気をそらす

  • 相手が自分の子どもの場合はパートナーに一旦任せてみる

個人的にキュートアグレッションが起こっている最中の相手のされるがままというか、無抵抗感がさらに増強させているように感じます。

なのでキュートアグレッションの対象で困ってるという方は、思いっきり拒否してみると相手もスン...と落ち着く場合があるかもしれません。

ぼっち2200

脳の働きで自然とこうなってしまうので難しいところですがね。

まとめ

キュートアグレッションは可愛すぎるという感情が高ぶることで、人によりさまざまな形で表現されます。

歯ぎしりや拳をグッとすることで耐えられる人もいれば、対象が目の前にあれば噛む・つねるなど攻撃性ある行動をとってしまうこともあります。

これは脳がそのように対処するよう働いているために起こることなので、そこまで深く悩むことはないと自分自身気付けました。

あ、キュートアグレッションによる歯ぎしりのし過ぎは、ほどほどにしないと歯が削れちゃうので気を付けましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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